一流大学を出て、一流企業に就職し、年功序列で生涯保証される時代は一昔前の話・・
自分の身は自分で守らないといけない時代だから、お金の知識も必要です。
「お金」の知識は学校では教えてくれませんので自分で学んでいくしかありません。
しかしいざ学ぼう!と思って本屋に行くとそういう類の本は何百冊もあって
「結局どれから手を付けたらいいかわからない・・!」
そんなあなたに。
この記事では資産運用情報サイトを運営するトラストブログのスタッフが、
1 お金の基礎知識を学ぶ
2 お金の貯め方 3 お金の増やし方 4 近い未来での自分のお金の稼ぎ方を考える |
上記4つのテーマにわけて、おすすめ本をご紹介します。
お金について全く知識のない初心者でもこの10冊を読み込めば、
自分の身を守れるくらいの最低限のお金の知識はつくはずです。
時間がない方は各章おすすめ本から1冊選んで読むでもオッケー!ぜひ参考にしてみてください♪
目次
1.手っ取り早くお金の基礎知識を学べる本3冊
お金を増やして運用する前に、まず「お金」の概念、日本で生きていく上で基本的なお金に関する基礎知識を学ぶことから始めましょう。
この章では「手っ取り早く」お金の基礎知識を学べる3冊ご紹介します。
1-1:住宅ローンで購入する自宅は「資産」だと思う人にまず読んでみてほしい一冊「改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん」
1度は読んだことがあるかもしれません、世界的ベストセラー。
なぜ貧乏人がますます貧乏に、中流家庭の人はますます借金(ローン)返済におわれ、金持ちはますます金持ちになるのか。
この本では貧乏父さんと金持ち父さんのお金に対する考え方、お金の使い方を実際に間近にみて、比較しながら「お金持ちになるにはどうすればいいのか」を物語形式で学ぶことができます。
この本の「貧乏父さん」のモデルは著者の実際の父親ですが、一流の大学を出てかなり優秀な人で一流の企業を渡り歩き、当然年収もかなりあったようです。
一見「貧乏」というよりむしろ「裕福な人」に思えます。
しかし、晩年ローンの返済におわれて、常にお金は十分になかったとのことです。
一方対する金持ち父さんは高校も卒業していない、しかし晩年は莫大な資産を築いた。
この二人の父さんの考え方はまったく逆です。
普通の人は「貧乏父さん」の考え方に近い人がほとんどだと思います。
「金持ち父さん」の教えはどれも衝撃で、今まで誰にも教わったことなかった価値観ばかりです。
以下個人的に感銘をうけたポイントです。
・ファイナンシャルインテリジェンスをつける(会計、法律、税金などの知識)
・上の知識をつけるために、自分に投資する ・学ぶために働くこと(貧乏人はお金のために働く) ・お金を生む資産を買うこと(貧乏人は贅沢品を買う) ・一つ知識を専門的に学ぶよりあらゆる知識を「広く浅く」学ぶ |
本書の投資スタイルに関しては一般の人には、なかなかすぐ実行に移すのは難しいかもしれません。
しかし、学校では到底教えてくれない(というか一般人はその概念すらないので)お金の気づきをあたえてくれるので一度も読んでいないのであればぜひ読んでほしいです。
この本を読んだら、1-2で紹介するFPの参考書でファイナンシャルインテリジェンスをつけるための勉強を始めてみるのもおすすめです。
1-2:日本で生きていく上で最低限備えておくべき知識をFPの参考書で学ぶ「みんなが欲しかった! FPの教科書 3級」
ファイナンシャルインテリジェンスをつけるためにファイナンシャルプランナー資格受験の参考書?と不思議に思った方もいるかもしれません。
なぜFPの資格試験の参考書かというと、日本で生きていく上で最低限備えておきたい知識(税金、資産設計、保険、不動産、相続)が総合的に学べるからです。
私は会社から取得を求められて2級も勉強しましたが、資格取得を目的とせず、基礎的な知識だけ得るなら3級の参考書で十分です。
個人的には勉強していて出産やけがの際に国からもらえる給付金、相続対策に関する項目は知らないままだと損をするところだったので大きい収穫でした。もっと早く勉強しておけばよかった・・。
ちまたにはFP3級の資格取得のための参考書がたくさんあるので自分にとって読みやすそうなものを選んでみるといいですね。
この参考書のシリーズは少し厚いですがポイントをわかりやすくカラフルでまとめてあるなど工夫されているのでおすすめです♪
1-3:長年あいまいなままにしていた「今更聞きにくい経済知識」を完全理解!「知らないと損する 池上彰のお金の学校」
お金の歴史から成り立ち、流れから金利や投資、保険その他もろもろの経済用語について基礎的な知識を学べます。
この本のおすすめは著者である池上彰さんが番組で長年こどもたちに経済とは何かを教えてきただけあってわかりやすくかつ興味をもってあきずに勉強できるところ。
内容は初心者向けのためある程度知識がある人には少し物足りないかもしれません。
しかし「円高、インフレ、デフレ、GDP・・いい年になって今更聞きにくい・・。」とあいまいなままにしていた方があらためて理解するのにうってつけの本です。
新聞やニュースで何気なく聞いていたことも「そういうことか」とわかるようになると経済に関心が生まれますね。
基礎的な知識をわかっているようでわかっていなかったことに気付かされる一冊です。
2.運用するためのお金を貯めよう!お金を貯めるノウハウ系
いざ運用を始めよう!と思っていても軍資金がないと始まりませんよね。
毎月積み立てていくという方法もありますが、まとまった資金が必要な投資も中にはあります。
また万が一の際、日常生活に影響がでるようなことのないように投資は余剰資金から行うことが鉄則です。
そのお金を今から貯めたい!という人に、2章では2冊厳選してご紹介します!
2-1:無駄遣いの意識改革!「書かずに貯まる! クリアファイル家計簿」
家計簿を書いたり、アプリを利用してみたもののあまり長く続かなかった方必見。
「クリアファイル家計簿」とはクリアファイルに1日あたりの生活費2,000円を入れて管理するシンプルな方法です。(クリアファイルには家賃や水道光熱費等は含めない)
気になるやり方はというと、
・外出する前にその日の予算を財布に入れる
・帰宅したら財布に残ったお金とレシートをクリアファイルに戻す
たったこれだけ!
1日2000円しか使えないとなるとこの買い物は本当に必要なものなのか?と考える癖がついて無駄な買い物が減らす効果があるそうです。
また予算を超えずにその日余ったらうれしい、楽しくゲーム感覚で続けられます。
「金持ち父さん貧乏父さん」で無駄な支出を減らすことが重要だとありました。
自分が何にいくら使っているのか明確にすると意外と無意識なところで無駄な支出がでていることに気づかされます。
意識して自分が本当に必要なものに投資する「意識改革」という意味でも記録すること貯金ノウハウとしては最適ですね。
しかしどんなにいい方法でも短期間だけで続かないのは意味がありませんし、長く続けるにはとにかく面倒ではなく習慣づけやすい方法を見つけることが大事です。
そういう面でこの「クリアファイル家計簿」はシンプルで実践しやすいのでおすすめです。
本では他にクリアファイル家計簿を活用し、無理なくお金を貯める方法や、お金が貯まる習慣について詳しく解説しています。
2-2:借金がある、貯金が出来ない理由がわからない人に「年収200万円からの貯金生活宣言」
20代後半、その世代の平均貯蓄額の3分の1さえ貯められていない・・
このままでは大丈夫か!?と焦りと不安をかんじていた時、「貯金力」さえつければもう一生お金には困りません。
というキャッチフレーズに惹かれて購入しました。
この本の著者は3800人の貯金ゼロ家計を再生させてきた凄腕コンサルタントだそうです。
家計を科目で分けるのでなく、消費、浪費、投資という3つのくくりで分け、今までの収支を見直し向き合っていき
90日プログラムで「貯金力」を身に付けさせるというコンセプト。
ちなみに貯金が貯まらない人に多い特徴とは・・
・クレジットカード払いをしている
・ポイントを貯めるのが好き ・バーゲンで買わないと損をする |
どれも自分に当てはまる耳が痛い内容でしたが、「なぜそれが貯金の出来ない理由につながるのか」をわかりやすく解説してくれます。
今のうちに気づけてよかったと思います。
貯金生活をするうえでの実践すべき内容自体は当たり前のことといえるものが多いですが要はじゃあどれだけ実践しているかどうかですよね。
2-1の「クリアファイル家計簿」同様、「意識改革」という意味で読んで損はないでしょう。
また何よりよく主婦の生活雑誌にあるような「一か月食費を〇万円までおとすレシピ術!」とか「電気コンセントをぬいて毎月の電気代をおさえる!」といったものではないところがとてもいいです。
数々の節約術を試してきましたが結局「無理して」ではなく「楽しく」節約することが長く続けられ、結果的にお金を貯める近道になるのではないかと感じます。
・・まんが版もありますよ!
3.いざ大事なお金を運用しよう!お金を運用する系
お金が貯まったらいよいよ運用しましょう。
しかし「お金を運用する」方法も株式や債券、投資信託などさまざまですよね。
会社員ならインデックス・ファンドへの長期投資をおすすめしています。
なぜなら手数料などのコストが低いため運用効率が高く、個人投資家にとって非常に難しいチャートの動き読み取るテクニカル分析を必要としないため、リスクが比較的低いからです。
3章ではインデックス投資を推奨する本等3冊ご紹介。
3-1:なぜインデックス投資がいいのかを過去の歴史を通して学ぶ
「ウォール街のランダム・ウォーカー」
「インデックス・ファンドへの積立が最も簡単で手間がかからないかつ最も長期的なリターン期待できる投資方法である」ということがこの本の結論。
なぜその結論に至るのか過去の歴史を振り返り500ページにもわたって説明しています。
その歴史から株価というものはランダムに変動するものある、個人投資家がファンダメンタル、テクニカルなどの株価分析といった手法を使って勝てるという思い込みは幻想であると言い切り、その上で個人投資家が勝つためには、インデックス投資での長期的な手法に勝るものはないと述べています。
どうしてもより早く、より大きく結果を出したいという心理があるのでとその手法は正直魅力にかけるかもせれません。
バブルでも奢らず、金融危機でも焦らない、たんたんと長期で運用する手法をつらぬくって実は勇気がいる・・。
なぜこの本が1973年の出版から11版も改訂を重ね、一つの結論を500ページも費やして言及しているわけがわかる気がします。
株価に振り回されて少し儲けては損をする・・結局トントンどころか損をしているような・・TTそんな時にすすめられて読んだ本です。
初心者なら必読!また投資をしている方でも一度は目を通しておくといいと思います!
3-2:日本人の著者が具体的にインデックス投資のアドバイスをしているので取り組みやすい「お金は寝かせて増やしなさい」他1冊
日本人の著者がインデックス投資の手法について具体的にアドバイスをしている本も2冊紹介します。
よくわからないから銀行員や保険外交員にすすめられるがまま、投資信託や保険を買おうとしている方はその前に一度読むことをおすすめします。
「ほとんどの金融商品は無駄」「銀行には近づかない方がよい」といった主張の上であらためてインデックス投資を推奨しどの商品を買うべきで、どの商品には手をだしていけないかを明確に書かれています。
もしかするとあなたが、今すすめられている商品は「あなたにとって有益な商品」というよりも「銀行や保険会社にとって有益な(売れると儲かる)商品」かもしれません。
もちろん全員がそうではないとは言い切れないのですが「知らない」と「知っている」では大きく違うと感じました。
インデックス投資の国別の分散割合といった手法は二人の著者で少し違うので、例えば積立NISAは新興国の管理料が安いので水瀬さんのやり方、イデコでは少し高いので山崎さん・・といったように自分なりに取り入れてみるのもいいかもしれません。
3-1の「ウォール街のランダム・ウォーカー」でインデックス投資を理解し、具体的に商品を選ぶとなったときにこの2冊を参考にするといいと思います。
・・ちなみにこの本の著者が共同でだしている本もあります、こちらも時間がある方はぜひ♪
4.近い未来を自分なりに予測しそのために今どうするべきか考えるおすすめの2冊!
2013年のオックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授が「今後10~20年で47%の仕事が機械に奪われる」と発表しました。
小売店販売員や事務員、セールスマン、秘書、コック等どれも身近な職業がなくなるかもというニュースを聞いてうっすら危機感を持った方はいるのではないでしょうか?
今すぐのお金に関係はないけれど、AIの普及や人口減少、時代の変化によって未来がどのようになってゆくのか。
なくなる仕事や伸びる仕事、またその時に自分がどういった心構えで働いていくべきなのか。少し考えさせられる本をご紹介します(できれば2冊併せて読むのがおすすめ!)。
4-1:AI普及でなくなる職業増加!?AI社会における仕事像とは「10年後の仕事図鑑」
常に時代の先端を行く実業家、堀江隆文と落合陽一がこれからくるAI社会における仕事像や心構えを対談形式で述べています。
近い将来「消える職業」と「生まれる職業」を含めて50近くの職業をわかりやすく紹介していて面白いです♪
この本では10年後の未来を徹底予測したものが書かれているわけではありません。
(そもそも1年先の未来もわからないのであれば予測しても意味がないとのこと・・確かにそうですね・・。)
「AIを怖がるのではなく、うまくつきあうスタンス、AI社会が来る上で今考え、やるべきことは?」
10年後に生き残れるのは、「遊び」・「仕事」・「学び」に区切りをもうけない三位一体の生き方をしている人だそうです。
自分が没頭できる好きなことを見つけ、それに価値を見出し、仕事にする。
自分を差別化するために常に学ぶこと等ヒントを得ることができるのでおすすめ!
ちなみに個人的に気になったのは「SNSを自分の価値を発信するためのツールにする」という記述。
フェイスブックやツィッターをやったことがなく「SNSは、若い人やリア充がやるもの・・」と思っていたので目からウロコでした・・(30代後半以降でそういう方多いのではないのでしょうか?)時代の流れにあわせてツールをうまく利用することも大事だと痛感しました・・。
4-2 もう見て見ぬふりはできない近い現実!「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」
我が国の人口データ(出生率・・)分析にもとづいて、今後人口減少が進んでいく日本でこれから起こることを年表形式でこの本の著者が予測し、解説しています。
一例をあげると、
2020年 女性の2人に1人が50歳以上になる
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する 2039年 火葬場が不足 2040年 自治体の半数が消滅する |
などなど・・少し、というかかなりこわい内容です・・。
しかし今まで見て見ぬふりをしてきた30代40代の私たちが特にきちんと向き合っていかないといけないテーマでしょう。
危機感を持たせてくれるので一度読むべき一冊です。
今の時代でこそ「自己責任時代」と言われますが、今後この危機感を持つ人持たない人での間でますます差がつくような時代になっていくのではないでしょうか?
AI社会、超高齢化社会が近くせまっている中ある程度その未来をイメージして、今やるべきことは何か自分なりに考えておくことが重要だと考えさせられます。
まとめ
「初心者がお金について学ぶための厳選10冊」をまとめてきましたがいかがでしょうか?
この記事では
- お金の基礎知識を学ぶ
- お金の貯め方
- お金の増やし方
- 近い未来での自分のお金の稼ぎ方を考える
という4つポイントから本をご紹介してきました。
初心者の方でもこの記事で紹介した10冊を読みこめば、身を守れる最低限のお金の知識はつくはずです!
基礎的な知識を付けた上でさらに自分なりに考え、応用する等少しずつステップアップし、「自己責任時代」に対応できるように行動していきましょう!
とはいえ、「本を読んでいる時間なんてない!」という方は、トラストの個別面談に参加してみてはいかがでしょうか?
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