物件タイプで差がつく!賢い投資先の選び方【不動産クラウドファンディング】

不動産クラウドファンディングの投資対象はいろいろあって迷うと思ったことはありませんか。

マンション?オフィス?ホテル?リノベーション?こういった投資対象となる「物件タイプ」によって、収益の安定性やリスクの大きさが変わってくるので、投資判断をする上で「どんな物件か」見極めるのはとても重要な要素です。

今回は、不動産クラウドファンディングで投資対象となる不動産のタイプと、それぞれの特徴をご紹介します。あわせて、投資スタイルに応じたおすすめの不動産のタイプも解説します。

この記事が向いている人
✓ 不動産クラウドファンディングの投資対象の物件タイプの違いがよくわからない人
✓ 投資の目的に合わせて適切な物件タイプを知りたい人
✓ 不動産クラウドファンディングでどの案件を選べばいいか迷っている人

 

1.まず知っておきたい:「物件タイプ」が投資の成否を左右する

不動産クラウドファンディングでは、つい「利回り」や「運用期間」などに目がいきがちですが――
実は「不動産クラウドファンディングは“物件選び”が9割!」とまではいきませんが、“どんな物件に投資するか”は注目したいポイントです。
ひとくちに「不動産」と言っても、実はその中身は千差万別。住居系、オフィスビル、商業施設、ホテル、物流施設など、物件タイプによって、収益の安定性やリスクの性質はまるで違います。

たとえば…
住居系:景気に左右されにくく、安定した賃貸収益が見込める
オフィス・商業施設:高利回りも期待できるが、景気悪化で空室リスクが上がる
ホテルなどの観光系物件:稼働率次第で高収益も夢じゃないが、社会情勢に大きく左右される

このように、「どのタイプの物件を選ぶか」は、リターンとリスクのバランスを大きく左右する最重要ポイントなのです。

だからこそ、これから不動産クラウドファンディングに取り組むなら、まずは「物件タイプ」の基本を押さえておくことが成功の第一歩になります

2.投資対象となる不動産の物件タイプ

それでは物件タイプごとの特徴を詳しく解説します。

1. マンション・アパートなどの住居系物件🏠

最もポピュラーな不動産投資の対象です。都市部や駅近にある住居系物件は、安定した入居率と家賃収入が見込めるため、多くのクラウドファンディング案件でも採用されています。
区分マンションや戸建は数百万円~数千万円、一棟マンションでは数億円~数十億円に上ります。

特徴
・空室リスクが比較的低い
・景気変動に左右されにくい
・管理・修繕が必要
・利回りは低め

2. オフィスビ🏢

企業向けの賃貸物件で、法人契約による長期入居が期待できます。ただし、景気や働き方の変化に影響されやすい点もあります。様々なケースがあり、数千万円~数十億円と幅広い案件が募集されています。

特徴
・高めの賃料収入
・法人契約で長期賃貸が期待できる
・景気の影響を受けやすい
・テナント退去後、次の入居者が決まるのに時間がかかりやすい

3. 商業施設・テナントビル🛍️

飲食店やショップなどが入居する商業系物件です。立地やテナント構成によって収益性が大きく異なります。数千万円~数十億円と幅広い案件が出ています。

特徴
・賃料収入が高く、長期契約が多い
・高い集客力のある人気を得られれば物件の価値が上昇
・消費動向の変化に影響されやすい
・退去時の空室リスクあり

4. ホテル・宿泊施設🏨

観光地や都市部で人気の投資対象。観光需要が高いエリアでは、大きな収益も見込めます。数億円から、中には数十億円という大きな額になることもあります。中にはホテル宿泊特典付きの募集も見られます。

特徴
・稼働率次第で高収益
・社会情勢・季節の影響を受けやすい
・運営会社の実力が重要

5. 開発(新築)物件🏗️

更地や未利用地に新しく建物を建てるプロジェクト。大規模になり、募集金額としては数億円~数十億円になるケースがほとんどです。

特徴
・将来の価値を見込んだ高いリターンが期待できる
・許認可の取得や工事の遅れなど、不確定要素が多くハイリスク
・投資期間は中長期になる傾向あり(1年超えも珍しくない)
・土地の選定や立地分析の良し悪しが収益に直結

6. リノベーション(再生)物件🛠️

老朽化した建物をリフォーム・リノベーションして再生するプロジェクト。物件価値を上げて賃貸・売却益を狙います。一般的に、中古物件は価格が割安なため、新築よりも利回りが高くなる傾向にあります。

特徴
・比較的短期間で回収できるケースもあり
・工事コストや想定外の修繕が利益を圧迫する可能性
・築古物件が多く、立地と再生の質が鍵
・賃貸収益+売却益の両方を狙えるハイブリッド型

7. 医療介護施設🚛

超高齢社会を背景に、社会的ニーズの高まりとともに注目されている分野です。有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、病院・クリニックなどがあり、数億円程度のものが中心です。

特徴
・長期的な賃貸契約が多く、収益が安定しやすい
・高齢化が進む社会で需要が拡大傾向
・公共性が高く、社会貢献性もある
・医療・介護に関する専門的な知識や管理体制が必要

8. 物流施設🚛

EC市場の拡大や物流需要の増加により、今後も安定した需要が期待されている不動産タイプです。募集金額が数億円~数十億円と比較的大型のものが中心。

特徴
・長期契約が多く、収益が安定しやすい
・景気の変動に強い
・立地の選定がカギ

 

3.タイプ別おすすめ不動産タイプ

不動産投資と一口に言っても、投資家の目的やリスク許容度によって、選ぶべき物件タイプは異なります。ここでは、投資スタイルに応じたおすすめの物件タイプをご紹介します。

✅ 安定性重視(リスクを抑えつつ、長期的に運用したい人向け)

安定した賃貸収入や長期的な運用を望む方には、以下の物件タイプがおすすめです。

・住居系物件(マンション・アパート)
→ 居住需要は常に一定以上あるため、空室リスクが低く安定的。

・物流施設・医療施設
→ 社会インフラとしての機能があり、テナントの契約期間が長め。

📈 利回り重視(高リターンを狙いたい人向け)

多少リスクを取ってでも、高いリターンを狙いたい方には以下の物件がおすすめです。

・商業施設・テナントビル
→ 立地とテナント次第では高利回り。撤退リスクもあるが回転も早い。

・ホテル・宿泊施設
→ 稼働率が高まれば大きな収益を生む可能性があるが、波も大きい。

・開発型
→ 売却益を狙った投資に向いており、収益性は高い。

⚖️ バランス型(安定性と利回りの両方を狙いたい人向け)

リスクを抑えながらも、ある程度のリターンを目指したい人には、以下のような不動産タイプがおすすめです。

・リノベーション物件
→ 再生によって物件価値が向上すれば、売却益を狙える。

・中規模の商業系物件(複数テナント構成)
→ テナントリスクが分散されており、利回りも期待できる。

4.まとめ

不動産クラウドファンディングでは、物件タイプが投資成果を大きく左右します。
住居、オフィス、商業施設、ホテル、物流施設、医療・介護施設など、タイプごとにリスクとリターンの特性が異なります。
安定性を重視するか、利回りを狙うか、バランスを取るか。自分の投資スタンスに合った物件を選ぶことが、失敗しないための第一歩です。
よく物件をチェックしながら、あなたに合った投資の第一歩を踏み出しましょう!

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