不動産クラウドファンディングの失敗7パターン!儲からない?失敗ランキングと対策を解説!

不動産クラウドファンディングは、“少額から手軽に不動産投資が行えるリスクが低い資産運用”ということは、みなさんもご存じかと思います。
実際「株式投資や不動産投資で大損した!」という話は聞くことがあっても、「不動産クラウドファンディングで失敗した!」という話はあまり聞いたことがないのではないでしょうか?

しかし、不動産クラウドファンディングも投資である以上、失敗は存在します!
例えば、元本割れなどのリスクがあり、儲からない可能性もあるのです。

不動産クラウドファンディング初心者はもちろん、すでに投資したことがある方も、今回の記事を読み、自分に当てはめてみて、失敗につながる投資をしていないかを確認してみましょう。

この記事が向いている人
✓ 不動産クラウドファンディングで失敗したくない人
✓ 不動産クラウドファンディングの失敗の原因を知りたい人
✓ 不動産クラウドファンディングの失敗に対策したい人

 

1.不動産クラウドファンディングでのやばい失敗ランキング

まずはどんな失敗があるか?失敗によるダメージの大きさから順番にランキング形式でご紹介します。

対策を講じる前に、具体的に不動産クラウドファンディングで失敗したらどうなるのかを知ることで、失敗を避けることができます。
それではランキングを見ていきましょう!

抽選をする手

第7位 抽選で外れて投資できない

不動産クラウドファンディングの場合、一部の人気案件では投資家が殺到し、抽選になることがあります。

抽選型の不動産クラウドファンディングだと、抽選に当たらず投資自体ができないことがあるため、この抽選で外れてしまうと、投資の機会を失うことになります。

ただし、不動産クラウドファンディングを何度かやっていると、必ずと言ってもいいほど起こってくる当たり前のことで、失敗によるダメージも多少の労力と時間だけなので、第7位として取り上げました。

償還が遅延した写真

第6位 償還が遅延した

償還の遅延は不動産クラウドファンディングにおけるリスクの一つ。

運営する事業者が予定通りに償還を果たせない場合、投資家にとって資金が戻ってこない状況が続きます。
これは計画していた資金運用に影響を及ぼし、投資全体のリスクを引き上げます。

とは言え、遅れたとしても最終的に想定通りの利回りを受け取れれば大きな失敗ではないでしょう。

確定申告

第5位 確定申告を忘れた

これは不動産クラウドファンディングそのものが悪いわけではなく、社会のルールに従わない各個人の問題ではありますが、忘れてはいけないポイントなので取り上げました。

不動産クラウドファンディングによる収益は、通常、確定申告を必要とします。確定申告が必要だったにもかかわらず、それを忘れてしまうことは、税務上のペナルティーを受ける可能性があります。
未申告の収益が後から発覚した場合、追加の税金や罰金が発生することも考えられます。

すぐに現金を引き出す様子

第4位 すぐに現金を引き出せず資金繰りが悪化した

不動産クラウドファンディングは、資金を一定期間運用することが前提です。そのため、急な現金化が難しく、資金繰りが悪化することがあります。

特に、不意の出費が発生した場合や他の投資機会が急に訪れた場合には、この問題が顕著になります。

不動産クラウドファンディングは流動性リスクが低いため、すぐに現金に戻すことができず、手持ちの使える資金がなくなることで、日常生活の圧迫させたり、投資機会を見逃したりすることにつながります。

下がった利回り

第3位 確定利回りが想定利回りを下回った

不動産クラウドファンディングの利回りは募集時に想定される範囲で提示されますが、その後の実際の運用成績によって、この利回りが減ることがあります。

例えば、不動産の運営費用が想定以上に増加したり、入居率が下がったりすることが原因となります。
このような事態により収益が減少し、期待した利益を得られない可能性が生じます。

元本割れが起きたイメージ

第2位 元本割れが起きた

元本割れは、不動産クラウドファンディングで発生しうる中で最も恐ろしい失敗の一つです。

物件の価値や運用成績が予想を下回ることで、元本が侵食されてしまう可能性があります。これにより、投資家は予期していた利益を得るどころか、出資していた元本自体を減少させてしまい、損をする結果となります。

倒産が起きたイメージ

第1位 事業者の不祥事・倒産が起きた

事業者の不祥事や倒産は、不動産クラウドファンディングにおける最大のリスクと言えます。これが起きると、投資家の資金が凍結され、最悪の場合は全額を失うこともあります。

不動産クラファン失敗ランキング

2.不動産クラウドファンディングで失敗する原因

7つの失敗パターンがわかったと思いますが、これらの不動産クラウドファンディングにおける失敗に直面してしまうのには、“原因”があります。

間違った対策をしないように“失敗の本質”をしっかりと理解していきましょう。

不動産クラファンで失敗する原因

投資物件を理解していないと失敗する

不動産クラウドファンディングでは、投資物件の詳細な情報を理解せずに投資を行うと、失敗のリスクが高まります。

物件の種類、立地、運用期間、将来的な価値、運用計画・・・。
総合的に把握しないまま投資すると、予期しない損失を被ることが考えられます。

例えば、商業施設やホテル旅館の場合、社会情勢や景気によって収益が変わるので注意したいところです。海外不動産投資のクラウドファンディングは為替変動の影響を受ける可能性があります。

利回りにつられると失敗する

「高利回りだから儲かる!」と思って、利回りにつられて投資をするのは非常に危険です。

利回りが高い案件には相応のリスクが伴うことが多く、そのリスクを十分に理解せずに投資すると失敗する可能性があります。

人気や知名度でサービスを選ぶと失敗する

サービスの人気や知名度を基準に投資を行うと、見えないリスクを見逃すことがあります。

有名なサービスだからといって、安全であるとは限りません。逆に無名なサービスだからと言って、安全性に欠けるということはありません。

知名度の高いサービスであっても、新規参入や急成長企業の場合は運営の安定性に不安が残ることがあります。「みんなが投資しているから」といった理由で、深く吟味せずに投資を行うと、失敗するリスクが高くなります。

3.不動産クラウドファンディングで失敗を回避するための6つの対策ポイント

ここまで読むことで、不動産クラウドファンディングにおける失敗とその要因が理解できたかと思います。それではお待ちかねの対策方法を見ていきます!

これらの対策を抑えれば、失敗を回避することができ、安心して不動産クラウドファンディングを続けていけるでしょう。

不動産クラファン失敗対策

対策① 事業者の信頼性を確認する

不動産クラウドファンディングでの失敗を防ぐためには、事業者の信頼性を慎重に確認しましょう。

チェックポイント
✓ 透明性のある運用報告を提供しているか
✓ どんなバックグラウンドの運営会社か
✓ どんな口コミがあるか
✓ ライセンスの有無や規制に準じた運営が行われているか

これにより、失敗のリスクを減らし、投資の安定性を高めることができます。事前のリサーチが信頼できる事業者選定の鍵です。

対策② 利回りだけで判断しない

不動産クラウドファンディングにおいて利回りのみを基準に判断することは危険です。
高利回りをうたう案件には、それ相応のリスクが隠れている可能性があります。運用費用や修繕費、さらには賃貸需要の変動など、複数の要因が利回りに影響を与えることがあります。

高利回りで引かれることなく、投資先の信用情報やリスク要因も考慮し、全体的なリスク管理を行うことが重要です。総合的なバランスを見ながら、安定した運用を目指しましょう。

対策③ 優先劣後出資制度が導入されているファンドに投資する

優先劣後出資制度は、投資家のリスクを減少させるために重要です。
この制度では、事業者が劣後出資を行うことで、投資家の元本回収が優先されます。リスクが顕在化した際にも、まず事業者の出資部分が犠牲となる仕組みです。

これにより、投資家は一定の安全性が確保されます。投資を検討する際には、必ず優先劣後出資制度の有無を確認し、導入されているファンドを選ぶことでリスクを大幅に軽減できます。

不動産クラファン失敗対策

対策④ 余裕資金で運用する

不動産クラウドファンディングは募集段階で運用期間が決まっていて、投資後すぐに現金に戻すことができません。
一定期間手持ちの使える資金がなくなることで、場合によっては日常生活を圧迫することにつながります。

対策としては、事前に資金の流動性を考慮し、生活費や緊急資金、将来のイベントに備える資金を別途確保しておき、それでも残った余裕資金を使って投資することが重要です。

対策⑤ 分散投資する

分散投資は投資におけるリスク管理の基本なので、ご存じの方も多いかと思いますが、これは他の投資手法だけではなく、不動産クラウドファンディングにも通じる考え方なので、改めて抑えておきましょう。

複数の投資物件に投資することで、一つの物件が失敗した場合でも全体の損失を抑えることが可能です。リスクを分散することで、多様な利益を享受するチャンスが増え、投資全体の安定性が向上します。

なので、一度に全資金を一つの不動産クラウドファンディングの投資物件に投じるのではなく、複数の物件に分散させることを心がけましょう。

対策⑥ 複数サイトを登録する

1つ前でお伝えした分散投資にも関わる話ですが、投資したくても投資できないという抽選に当たらない悩みに対する対策でもあります。

不動産クラウドファンディングの場合、一部の人気案件では投資家が殺到し、抽選になることがあります。抽選型の不動産クラウドファンディングだと、抽選に当たらず投資自体ができないことがあるため、この抽選で外れてしまうと、投資の機会を失うことになります。

抽選自体は運の問題なのでコントロールできません。しかし“応募する数”は自分でコントロールできます!つまり、複数の不動産クラウドファンディングサービスに登録しておき、複数の投資物件にエントリーするようにしましょう。
“下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる”という言葉がありますが、不動産クラウドファンディングにおいては“投資物件の抽選もたくさん応募すればどれかは当たる”という言葉が適切でしょう。

4.まとめ

不動産クラウドファンディングの失敗を理解し、失敗を避ける方法がわかりましたか?

不動産クラウドファンディングは手軽に不動産投資を始められる一方で、リスクも存在します。特に元本割れなどのリスクは、しっかりと理解しておく必要があります。
適切な不動産クラウドファンディング・投資物件を選び、失敗のリスクを減らして、あなたの思い描く理想の投資ライフを実現してください。

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