「クラウドファンディングってなに?」
「クラウドファンディングってどんな種類があるの?」
「特徴やメリット・デメリットなんかについて知りたい」
クラウドファンディングって聞いたことあるけど、どんな仕組みなんだろう?
クラウドファンディングといってもいろんな種類があります。
この記事では、『クラウドファンディングとは?』についてみていきましょう。
本記事では、下記の内容を解説します。
■クラウドファンディングとは
■クラウドファンディングは6種類ある
■不動産クラウドファンディングの特徴
目次
1.クラウドファンディングとは
一度は耳にしたことがある『クラウドファンディング』。
「クラウドファンディングってどういう仕組になっているの?」
そんな方のために、クラウドファンディングの仕組みについて解説します。
クラウドファンディングの目的をザックリいうと『みんなでお金を出し合って企業を応援しましょう』というのが目的です。
※ちなみに、日本では2011年にクラウドファンディングがスタートしたそうです。
例えば、企業が商品を開発・販売するのに、資金が必要です。
クラウドファンディングが登場する前は、資金調達の手段として、金融機関からの借り入れがメインでした。
しかし、クラウドファンディングの登場によって、インターネット上で一般の人からも資金を集めることができるようになりました。
つまり、「こんな商品を開発・販売したいので、賛同してくれる方は出資してください」と企業が、資金を調達するサービスが、クラウドファンディングなんです。
特に中小企業や零細企業は、金融機関からの融資を受けるのは簡単ではありません。
そのため、素晴らしいアイデアがあったとしても、埋もれてしまい日の目を見ない企画がたくさんありました。
クラウドファンディングのおかげで、そういった素晴らしい商品をより多く、世の中に出すことができるようになりました。
クラウドファンディングでは、資金を提供する人を『賛同者』や『支援者』などと呼びます。
一方、クラウドファンディングを使って資金調達する企業または個人を『起案者』と呼びます。
2.クラウドファンディングは6種類ある
クラウドファンディングと一口にいっても、実は6種類あります。
クラウドファンディングの種類
クラウドファンディングの種類は下記の通り。
1、寄付型
2、ふるさと納税型
3、購入型
4、融資型
5、株式投資型
6、ファンド型
それぞれ見ていきましょう。
①寄付型:
名前の通り、寄付金を集めるためのクラウドファンディングです。
他のサービスと違って、商品などのリターンがないのが特徴です。
なので、主に被災地支援や社会貢献などに利用されます。
②ふるさと納税型:
自治体がプロジェクトを立ち上げて、その地域の課題を解決するための資金を調達するためのクラウドファンディングです。
ふるさと納税の特徴は『寄付金控除』が受けられることです。
実質2,000円で、各地の特産品を購入できるのはメリットですが、年収や世帯状況によって、寄付できる金額が違うので、各サイトのシミュレーションを参考にするようにしましょう。
有名なサイトは『さとふる』『楽天ふるさと納税』『ふるさとチョイス』などですね。
③購入型:
クラウドファンディングでメジャーなのが、購入型ではないでしょうか。
たとえば、『一般には販売していない財布が欲しい』『独創的な商品が欲しい』といった場合に、クラウドファンディングサイトで探してみると、比較的見つかりやすいです。
有名なのが、『CAMPFIRE』や『Makuake』といったサイトですね。
④融資型:
投資に近いクラウドファンディングです。
企業が個人から資金を集め、集めた資金を運用して、その利益を利息として、個人に支払います。
ソーシャルレンディングなんて言われたりもします。
⑤株式投資型:
株式上場していない企業(未上場企業)が、自社の未公開株を発行する代わりに、広く投資家から資金を集めるクラウドファンデイングです。
株式投資型の魅力は、将来性の高い企業の未公開株を保有することで、将来的に大きなリターンを得られるところです。
株式投資は公開されている銘柄を購入するのが一般的です。そのため、公開直後の銘柄は値段が上下しやすく、安定しません。
非公開株式は、未公開時の値段は低いものの、仮に株式上場することになれば、株価が大きく上昇することがあるので、売却時の利益も大きくなります。
⑥ファンド型:
ファンド型のクラウドファンディングは特定の事業に対して、出資者を募集するクラウドファンディングです。
特定の事業で出た利益を投資家に分配するのが特徴です。
代表的なのが、不動産クラウドファンディングです。
このように、クラウドファンディングはその目的によって、いくつかの種類があります。
起案者はその目的の実現に向けて資金を集めています。
あなたが応援したいプロジェクトがあれば、出資して応援するのもいいんじゃないでしょうか。
クラウドファンディングの主な用語
ここでは、代表的な用語をいくつか解説しています。
・プロジェクト
いつまでにどんなことがしたいのかや、どのくらい資金が必要なのかなどの計画のことを指します。
・起案者
プロジェクトを立ち上げた個人または企業
・支援者
プロジェクトを応援する人
・リターン
見返り。プロジェクトによっては、商品だったり株式だったり、配当だったりします。
・SUCCESS(サクセス)
期限内に目標金額を達成すること。
・All or Nothing方式
目標金額が達成されたときにプロジェクトが開始されます。目標金額に達しなかった場合は、出資金を支援者に変換する方式です。
・All in方式
目標金額に達していなくても、一人でも支援者がいれば、プロジェクトが開始される方式です。
・IPO
新規株式上場の意味です。
3.不動産クラウドファンディングの特徴
ここでは、不動産クラウドファンディングの特徴について見ていきましょう。
不動産クラウドファンディングとは、ファンド型クラウドファンディングの一つで、不動産特定共同事業法(不特法)に基づく比較的新しい不動産投資の手法です。
仕組みを簡単に説明すると、運用会社がインターネットを利用して広く投資家を募集し、集めた資金で不動産を購入し運用していきます。
一定期間(プロジェクト期間)経過後、売却などの運用で出た利益を、出資者に分配するという仕組みです。
不動産クラウドファンディングと現物不動産投資との違いについては、
などがあげられます。
現物の不動産投資で失敗すれば、大きな負債を抱えることになりますが、不動産クラウドファンディングなら、出資額が1万円なら、失うのは1万円のみです。
下記の記事では、不動産クラウドファンディングの仕組みやJ-REITとの違いについても解説していますので、興味ある方はチェックしてみてください。
≫【不動産クラウドファンディングの仕組み】現物の不動産投資とどこが違うの?
※『融資型』や『株式投資型』は資産運用の側面があるので、運用リスクについてしっかり把握する必要があります。
まとめ
クラウドファンディングのサービスについて、見てきました。
記事の中でもふれましたが、クラウドファンディングは広く資金を集めることができます。
そのため、いままで、資金調達で悩んでいた企業にとって、とてもありがたいサービスなんです。
もちろん企業のみではなく、利用者にとっても、まだどこにも出ていない商品を手にできるというメリットがあります。
また、購入型ではプロジェクトによって早期割引なんかもあるので、興味ある方はチェックしてみてください。
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