公開日 2022-12-08 最終更新日 2022-12-09
「不動産投資クラウドファンディングってよく聞くけど、どんな仕組みなの?」
「現物の不動産投資となにが違うの?だれでもはじめることができるのかな?」
「不動産クラウドファンディングの仕組みってどうなっているんだろう?」
以前から、話題になっている不動産クラウドファンディング。
一方で、聞いたことはあるけど、いまいちよくわからないという方もいるんじゃないでしょうか?
今回は、今さら聞けない不動産クラウドファンディングの仕組みについて解説していきます。
この記事を読むことで、不動産クラウドファンディングの仕組みがわかるようになり、いままでモヤッとしていた内容が解消されるかもしれません。
本記事では、下記の内容を解説します。
■不動産クラウドファンディングの仕組み
■不動産クラウドファンディングと他の不動産投資との違い
■不動産クラウドファンディングのメリット
■不動産クラウドファンディングのデメリット
■不動産クラウドファンディングと現物の不動産投資どっちがもうかるの?
目次
1.不動産クラウドファンディングの仕組み
ここでは、不動産クラウドファンディングの仕組みについて見ていきます。
不動産クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングは聞いたことがあると思いますが、不動産クラウドファンディングとは簡単にいうとその不動産版です。
クラウドファンディングは幅広く出資者を集めて、集めた資金から商品を開発・製造し、出資者に還元するというサービスです。
不動産クラウドファンディングでは、出資者からの出資金を利用して、不動産の取得・管理・運用を行います。
そこで得た利益(売却益、家賃収入)を、出資者に分配します。
不動産投資クラウドファンディングの特徴
不動産クラウドファンディングの特徴として、下記のことがあげられます。
・インターネットで完結
・面倒な書類関係がない
・最低1万円からはじめることができる
・管理や入居者募集はすべて運用会社がやってくれる
上記からでもわかるように、少ない金額から簡単にはじめることができます。
書類関係については、すべてインターネット上で完結でき、管理も運用会社がやってくれます。
出資者は、必要金額を出資して、あとは償還期日を待つだけ。
また、最低1万円からはじめられるので、『簡単・早い・安い』と気軽にはじめることができるのが、特徴です。
不動産クラウドファンディングの収益の仕組み
では、運用会社はどのようにして、収益をあげているのでしょうか?
上記でも少しふれましたが、不動産から収益を得る方法は2つあります。
・キャピタルゲイン(売却益)
・インカムゲイン(家賃収入)
※キャピタルゲインとインカムゲインについては、下記の記事でも解説していますので、「なにそれ?」という方はチェックしてみてください。
≫【意外に簡単】不動産投資が儲かる仕組み、2つの収入が関係している!?
運用会社がキャピタルゲインを主体としているなら、比較的短い期間で、おおきな利益を得ることができます。
一方のインカムゲインを主軸にしている場合、利回りも低く、長期的な運用が必要になります。
2.不動産クラウドファンディングと他の不動産投資との違い
不動産クラウドファンディングと他の不動産投資の違いについてみてみましょう。
J-REITとの違い
J-REITとはすでにあるファンドに対して、出資する投資方法です。
NisaやiDeCoなんかを思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
要は、すでに用意されている商品のグループがあるので、どれかのグループを選んで、そのグループに出資する方法です。
この場合、すでに用意された商品しか選ぶことができないので、自分が投資したい不動産に出資することはできません。
また、投資信託なので、市場の変動によっても利益が変わってきます。
ソーシャルレンディングとの違い
ソーシャルレンディングとは、資金の貸付のことを指します。
お金を借りたい人と、貸したい人をクラウド上でマッチングさせるサービスです。
不動産クラウドファンディングは運営業者が直接不動産を購入して運用していくのに対して、ソーシャルレンディングはお金が必要な人に集めた資金を貸し出すというイメージです。
注意が必要なのは、ソーシャルレンディングは貸金業にあたるため、第二種金融商品取引業の登録を受ける必要があります。
この登録がない業者は詐欺の可能性があるので、十分に注意が必要です。
【参考サイト:金融庁】
現物不動産投資との違い
現物不動産の購入となると、高額な費用が必要です。
たとえば、頭金や税金、管理費などが必要です。
一方、不動産クラウドファンディングなら、出資金のみで、他に必要な資金はありません。
また、書類関係も面倒な手続きもなく、全てインターネット上で完結できるので、簡単にはじめることができます。
ただ、現物不動産投資に比べてリスクは低いものの、投資である以上元本保証がないので、高額の出資には注意しましょう。
3.不動産クラウドファンディングのメリット
1万円からはじめられる
現物不動産投資だと、さまざまなタイミングでお金が必要になります。
費用については下記の記事で詳しく解説していますので、よろしければ参考にしてみてください。
≫これだけで十分!中古マンションを購入する際に必要な諸費用【保存版】
不動産クラウドファンディングでは、最低出資額1万円からはじめることができます。
手続きがわずらわしくない
現物不動産投資だと、申込書や契約書、ローン申込書、ローン契約書など、多くの書類が必要になります。
また、申込みから、審査、金消契約など、融資実行までの期間も長く、手続きが多くわずらわしさがあります。
不動産クラウドファンディングでは、すべてネット上で完結できるので、忙しい人にはおすすめです。
基本放置でOK
不動産クラウドファンディングは、基本的に放置でOKです。
現物不動産と違って、入居者の審査や退去時のリフォームなども、すべて運用会社が行ってくれます。
なので、出資者はプロジェクト期間が満了するのをまって、分配金を受け取るだけです。
4.不動産クラウドファンディングのデメリット
元本割れリスクがある
投資ですので、当然元本割れのリスクはあります。
投資した不動産が思うように売却できず、損失がでてしまうという可能性もあります。
レバレッジ効果が薄い
現物不動産では、ローンを利用するケースがほとんどです。
そのため、ローンを利用することで、レバレッジ効果が可能となります。
※レバレッジ効果については下記の記事をご参照ください。
不動産クラウドファンディングでは、融資をうけることができないので、このレバレッジ効果が薄いといえます。
基本的に抽選方式なので抽選から外れる可能性がある
まずは、不動産クラウドファンディングをはじめる流れについて簡単に見てみましょう。
①申込み
②抽選
③当選後入金
上記の流れからもわかるように、抽選に当選しないと、出資することができません。
ちなみに、この抽選におちることは比較的よくあることです。
人気の物件であればあるほど、申込者が殺到するからですね。
なので、抽選から漏れたとしても、別のプロジェクト(物件)に再度申し込みすることができますので、1回であきらめずに何度もチャレンジしましょう。
5.不動産クラウドファンディングと現物の不動産投資、どっちがもうかるの?
ここまでみてきて、不動産クラウドファンディングと現物の不動産投資とどっちがもうかるの?と思われた方もいるかもしれません。
結論から申しますと、儲かることよりも、自分の目的にあった方を選ぶべきです。
というのも、それぞれに一長一短があります。
すぐに利益がほしい・面倒な手続きはしたくないという方は、低リスクで簡単にはじめられる不動産クラウドファンディング。
自己資金に余裕があり、将来のために安定した資産運用をしたい方なら現物不動産投資。
つまり、なにを目的に投資をするのかによって、使い分けるのがいいかと。
投資はあくまで、資産形成のための手段であることを忘れないようにしてください。
まとめ
不動産クラウドファンディングは少額から始めることができ、人気がある一方でその出資できる出資者は抽選により決定されています。
つまり、不動産クラウドファンディングをはじめるためには、運も必要だということです。
とはいえ、最低1万円から始められるので、ちょっとしたお小遣い稼ぎに始めてみてはいかがでしょう?
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